ETFと投資信託の違いを“極”簡単に

1. ETFと投資信託とは

投資というと株式投資が最もメジャーですが、その一つにETFや投資信託があります。

ちなみにETF(Exchange Traded Fund)とは、上場している投資信託のことです。

え、じゃあETFと投資信託と何が違うの?と思いますが、基本やっていることは一緒で、

投資会社が大勢からお金を集めてそれを色々な投資先で運用し、儲かった
お金から手数料を引いたものを投資した人に分配する。

です。

簡単な特徴は以下の通りで

  ETF 投資信託
買える場所 証券会社 証券会社、銀行、郵便局など
価格 リアルタイムに変動 1日1回算出される価格
取得費用 株と同じ手数料 価格の0~3%程度
保有時費用 年率0.03~0.3%程度 年率0.2~1.5%
売却費用 株と同じ手数料 価格の0~0.1%程度

現在証券会社の売買手数料が下がっていることを考えると、

(2020年11月現在で、SBI証券では現物・制度信用・一般信用それぞれ1日100万まで売買手数料が無料となっています)

2. ETFのメリット

手数料の面では若干ですが、ETFのほうが有利なことが多いです。

また実際普通に売買するとETFのほうが、値動きを見ながら売買できるため、取得金額を正確に
把握できるのもメリットでしょう。

また指数に対してレバレッジをきかせたETF(ダブルインバース等)もあるため
ハイリスク・ハイリターンの運用も可能です。

3. 投資信託のメリット

一方投資信託にも大きなメリットがあります。

それは積み立てNISAiDeCoといった非課税口座の利用が可能な点です。
通常のNISAであればETFの購入は可能ですが、これらの長期運用を前提とした講座では
投資信託しか購入できません。

またETFにはないアクティブ型の投資信託もあり、日本株への投資の場合日経平均の伸び率を上回る利率を生み出せる可能性もあります。

4. ETFと投資信託どっちがよい?

どちらも長期運用目的として売買されることが多いですが、あえて言うなら、
値動きを見ながら売買でき、手数料が低い点からETFのほうが投資信託に比べると
やや短期での売買に向いているのかもしれません。

一方投資信託は売買価格を正確に把握することは困難ですが、長期間積み立てていく
投資であれば取得価格も平均化されるため、そのぶんブレも気にならないと思います。

余剰資金での長期投資を考えるのであれば、非課税口座を使っての投資信託が無難かもしれません。