楽天証券を開設したら楽天銀行と連携させるとお得な4つの理由

楽天証券は他の楽天経済圏のサービスと組み合わせることで様々な有利な制度があります。

今回はその一つ、楽天銀行との連携(マネーブリッジ)について勉強します。

 

マネーブリッジとは楽天証券口座と楽天銀行口座の連携させることです。ちなみにサービスには申し込みが必要ですが、無料です。

マネーブリッジを行うことで、多くのサービスを利用できるようになりますが、今回はそのうち非常に重要な3つを紹介します

金利の優遇

マネーブリッジの登録を行うだけで、楽天銀行の普通預金金利が0.02%から0.1%(税引き後0.079%)に上昇します。

メガバンクの金利が0.001%であることを考えると100倍の金利です。

自動入出金(スイープ)機能が使える

簡単にいうと楽天銀行の口座の資金がそのまま楽天証券での買い付けに使用できる状態になります。さらに金融商品を売却し現金化すると同日夜間に自然に楽天銀行の口座に戻るため、楽天銀行の金利が適応される状態となります。

これはかなり便利です。

要は楽天銀行に何も考えずに資金を入れておけば、取引にも使えるし、使わなければ、0.1%の利息を得られる状態を維持できるわけです。

ハッピープログラム

楽天証券の取引で楽天ポイントがたまるシステムです。株式や先物取引の手数料100円ごとに1ポイント、投資信託残高10万円ごとに4ポイント付与されます。

また資産残高もしくは取引回数によって会員ステージが変わり、それぞれ以下の特典があります。

特典もありがたいですが、実は投資信託残高10万円ごとに4ポイントというのが非常に重要です。

月4ポイントということは1年で48ポイントです。これは年利0.048%と同じ意味をもちますね。ここで思い出すべきは、投資信託は信託報酬がかかっているということです。

信託報酬の低く人気のeMAXIS slimシリーズも年率0.1144%の信託報酬がとられています。

それが年利0.048%が返ってくると考えると実質信託報酬を0.1144-0.048=0.0664%に下げることができます。

SBI証券も類似のポイント(Tポイント)システムがありますが、信託報酬によってポイント付与率が変動し、信託報酬が高い商品では1000万円以上の保有で保有年率0.2%という高還元率がありますが、安い商品では0~0.05%となります。利率の高い商品への投資を考えている場合はSBI証券での積み立ても考えてみてもよいかもしれません。

投信マイレージサービスポイント付与率については日々更新されるので、検索してみてください。

ちなみにeMAXIS Slim全世界株式は0.03%に分類されており、楽天証券のほうが、0.018%利率がお得な状態です。

楽天銀行への入金が無料で行える

給与振込口座が楽天銀行にできないケースもあると思います。かといって都度楽天銀行にメインバンクから振り込みを行うと手数料が発生する場合もあります。

そこで活用したいのが上で紹介したスイープ機能です。

楽天証券は

楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、セブン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、広島銀行
からの入金の手数料を負担してくれるシステムがあります。
つまりいったん楽天証券に入金、という形をとるとスイープ機能でその日の夜には自動で楽天銀行に資金が移行されるのです。
もちろん緊急の場合は間に合わないですが、余裕のある時ならありがたいサービスですね。

最後に

以上の3つから楽天証券と楽天銀行の組み合わせが非常に有効であることがわかります。

さらにここに楽天カードやSPUなどが加わってくるのですから、その強力さは絶大ですね。

現状口座を保有していても保有手数料はかかるわけではないので、悩んだら口座を開設しておくとよいでしょう。