こんばんは。
みなさんは百貨店を利用されますか?
「ここぞっていうときは利用するけど、高いから普段使いはしないな」
という方必見。百貨店での買い物を圧倒的にお得にできる「友の会」について紹介します。
友の会って?
三越、伊勢丹、東急、阪急、東武、高島屋、大丸松坂屋といった大手百貨店がおこなっている個人積み立て制度のことです。
システムは?
各百貨店で若干の差はありますが、毎月特定の額を口座振替や直接来店し入金することで、期間後に入金額以上の利用をできるようになります。
伊勢丹・三越の友の会であるエムアイ友の会を例に見てみると
コースは2種類、6か月積み立てコースと12か月積み立てコースがあります。
6か月積み立てコースは金額指定はできず、5,000円を毎月積み立てることで、6か月後に2,000円のボーナスを加えた32,000円のお買い物が可能となります。
12か月積み立てコースは月々の積立額を5,000円、10,000円、20,000円、30,000円、50,000円から選べ、12か月積み立てると1か月分上乗せした金額のお買い物が可能となります。
どのくらいお得なの
伊勢丹・三越の場合で見てみます。
6か月積み立てコースの場合30,000円の積立で32,000円に増えています。ということは32000÷30000 = 1.0667、12か月積み立てコースの場合12か月分が13か月分に増えるので13÷12 = 1.0833。それぞれ6.67%、8.33%増えていることになります。
これを見ると、「あれ?この程度なら投資信託で積み立てた方がよくないか?」と思う方もいるかと思います。
しかし実はこのパーセントは年利ではありません。なぜなら毎月積み立てているため、それぞれの積立金は満期期間運用されたわけではないからです。
12か月積み立てコースで説明すると、1か月目の積立金は12か月運用されていますが、最後の積立金は1か月だけですね。つまり、すべての積立金を平均すると6.5か月の運用という計算になります。6か月積み立てコースも同様に3.5か月の運用という計算になります。
これらを年利に換算すると6か月コースは約11.4%、12か月積み立てコースは約15.4%となります。利率で元本割れのリスクがない投資はなかなかないのではないでしょうか。
使い勝手はいい?
どれだけお得でも使い切れなければ絵にかいた餅で無意味です。
しかし友の会はこの使い勝手の良さがメリットの一つです。私の生活圏内にある伊勢丹・三越では、金券類以外のたいていのものの購入で利用できます。
ただし、MIカードの割引きや、株主優待券との併用はできないことは注意が必要です。
そして一番メリットは大きいのはハイブランドでの利用ができることです。セール品ですら10%の割引きが受けられる株主優待券もハイブランドの購入では利用できないですが、友の会カードは利用できます。
つまり通常セールを行わないハイブランド商品をお得に購入できることになります。この利用方法が最も効果的だと思います。
さいごに
もちろんボーナスがあるからと無駄使いをしては本末転倒ですが、年に1,2回百貨店でハイブランド商品を購入している方には、やっておいて損はない投資だと思います。
対象外の商品や、リターンについては百貨店ごとに若干異なるので、各百貨店名+友の会で検索してご確認ください。