・医師になったからにはかっこいいクレジットカードの1枚や2枚持ってみたい。
・学生時代作ったカードのままで限度額が低いので、何か新しいカードを作りたい。
そんなことを思ったことはありませんか?
アメックスゴールド?
ダイナースクラブカード?
などステータスカードといわれるカードはいくつもありますが、近年では安定収入さえあれば比較的誰でも持てるカードになってきています。
もちろんプラチナやブラックカードなどの上位カードは依然として発行にハードルがありますが。
限度額についても何千万円といった単位使うとなると話は別ですが、通常の勤務医がそこまでの額を一気に使うことはめったになく、必要時にはカードデスクに電話にて一時引き上げを行えばOKです。
そこで今回は医師以外には発行されない、医師限定で所持可能なクレジットカードを紹介します。
m3.comカード
医師限定のポータルサイトm3.comが発行するクレジットカードです。
m3.comへの会員登録が必要ですが、嘘をつけば医師でなくても会員登録できてしまうため、細かいことを言えば医師以外でも発行申請はできてしまいますが、虚偽の情報でクレジットカードを作成することになるので、そこまでやる人はいないと思われます。
m3.comカードの種類
こちらも通常カードとゴールドカードがあります。
通常カードは年会費1,375円、家族カードは1枚440円、
ゴールドカードは年会費11,000円、家族カードは1枚目発行無料で2枚目から1,100円となっています。
m3.comカードの特典
m3.comサイト内でのプラチナステータス
プラチナステータスになるとポイント交換時の必要ポイント数が20%少なくて済むようになるのと、登録MR数×20アクションが獲得できるようになります。
非常にお得に見えますが、m3サイトサイト内での月々の獲得ステータスアクション数が600を超えていればプラチナステータスは得られます。
ステータスアクションを600/月獲得するのはそれほど難しくなく、m3でポイントをためている人はほぼ間違いなく、達成してプラチナステータスを維持しているものと思われます。
そのためこの特典はあまりありがたみはないかもしれません。
Amazonギフト券、楽天ポイントへの交換を4%優遇
m3ポイントは会員ステータスによって目的の商品に交換できるポイント数が変わってきます。
ただし通常m3ポイントをためている人はプラチナステータスを持っている方が多いと思います。
m3.comカードを保持していると、Amazonギフト券・楽天ポイントへの交換時にそこからさらに4%の少ないポイント数で交換が可能となります。
招待日和
招待日和は会員に向けて約200店のレストランでの食事を2名以上で利用した際に1名分が無料となるサービスを提供しているものです。通常会員には「医師もしくは当社が承認し、入会を希望された個人及び法人、団体」しかなることができず、個人では33,000円の年会費がかかります。
法人会員としてプラチナクラスのクレジットカード特典として付帯していることが多いです。ダイナースクラブカードのエグゼクティブダイニングと似たものですね。
サービスの詳細は招待日和HPをご確認ください。
m3.comカード会員はこちらのサービスを23,540円/年もしくは都度会員として3,300年/回で利用できるようになります。
伊勢丹メンズオンラインショップでのポイントアップ
伊勢丹メンズオンラインショップでの利用で通常のポイントに加え、利用額1,000円につき1ポイントが追加付与されるようになります。
年間利用金額に応じたポイント倍率アップ
下の表のとおり、前年の利用実績に応じて獲得できるポイントが上昇します。
ただし3倍ポイントについてはゴールド会員のみの特典となるので注意が必要です。
3倍になると還元率は1.37%(Amazonギフトカード交換時)となります。
m3.comカードはお得か
招待日和についてはうまく使えばお得を享受できる可能性はありますが、実際のところ一休などのサイトを経由すると割引きを受けられるコースが対象だったりするため、「すごくお得」というほどではないと思われます。
ポイント倍率アップについてですが、3倍アップまで到達して1.37%の還元率なので、2倍どまりだと1%に届かないことになります。
他のクレジットカードで年会費不要で1%還元を達成しているカードと比較すると、やや見劣りします。
個人的に1番お得を得られるとするとAmazonギフト券交換4%優遇、です。通常カードでも受けられるため、1,375円分優遇されればお得を享受できる計算になります。
つまり1375×100/4=34375であることから、年間4万円分以上のAmazonギフト券をm3からもらっている場合は通常カードを発行しておくとお得になる計算になります。
JAPAN DOCTOR’S CARD/ JAPAN DOCTOR’S CARD GOLD
各医師会の協同組合が三井住友カードと提携しているクレジットカードで、JDカードと呼ばれています。VISAカードのみの設定です。
券面に三井住友の文字はありませんが、カード番号の先頭4桁が4890であることから三井住友ブランドであることがわかります。
各医師会協同組合を通しての発行となるため、医師会会員もしく協同組合が認めるものでないと発行できません。
JDカードの種類
通常カードとゴールドカードが設定されています。
通常カードは年会費無料で4枚まで家族カードの発行が可能です。限度額は130万円となっています。
ゴールドカードは年会費10,000円ですが、初年度半額の5,000円となり、家族カードは4枚まで無料で発行可能です。限度額は200万円となっています。
JDカードの特典
通常の使用では三井住友VISAカードと同等のポイント付与です。
加盟店・協賛店については加入した協同組合によってやや異なるようですが、数%の割引きやちょっとしたサービスを受けられるようです。
また医師協同組合によっては招待日和を使用できる、と書いてあるところもあるので、発行する場合は自分の所属している協同組合での特典を確認するようにしてください。
JDカードはお得か
正直費用対効果を見る限りはお得感0です。
発行枚数は5桁しかないようなので、かなりレアなくらいです。
通常カードであれば年会費は無料なので、発行できる方は話のネタに発行しておいてもよいかもしれません。
学会提携ゴールドカード
形成外科学会(VISAゴールドカード)、脳神経外科学会(VISAゴールドカード)、整形外科学会(MUFGゴールドカード)などがあります。
それぞれ学会ごとに規約があると思われますが、各ゴールドカードの機能をそのまま受け継いでいると考えて問題ないでしょう。
それに加えて、年会費無料等の特典がプラスされているものと思われます。
正直お得かといわれると、お得でない、としか言えないカードたちです。まぁ、話のネタにはなるかもしれません。
医師協同組合カード
各医師協同組合が発行するカードです。基本機能はベースとなっているカードと同じですが、年会費の割引が設定されています。
詳細は各医師協に加入した際に確認してみるとよいと思いますが、お得を享受するためのものではないと思われます。
JAMIC VISAゴールドカード
りそなカードがベースのゴールドカードです。
入会金5500円、年会費16500円かかります。
機能に特別なものはなく通常のりそな銀行発行のゴールドカードと変わりません。
唯一異なるのが券面に「M.D.」という刻印が入ることです。。。
この特典を求めるのであれば、作ってみてもよいかもしれません。
さいごに
「医師であること」が発行条件となっているクレジットカードにお得差を求めるのは矛盾しているのかもしれませんが、ただの勤務医としてはどうしても気になってしまうところです。
そういう意味ではm3.comカードの通常カードが唯一お得になりうるカードかと思います。
しかし、「お得とか関係ない。珍しいクレジットカードが欲しい!」という方でしたら、発行してみると間違いなく飲み会のネタにはなると思います。
ここにない医師限定のクレジットカードがありましたら、教えていただければ幸いです。